
髪質は英語で、太さなら thick(太い・硬い)と fine(細い)、量なら thick と thin、癖なら straight・wavy・curly で表します。日本語の「硬い・多い・くせ毛」を英語のどの単語に当てるかを知っておくと、カウンセリングが一気にスムーズになります。
髪質 英語は、まず「太さ」と「量」を分けて考える
外国人のお客様の髪に触れて、「硬いな」「量が多いな」と感じても、それを英語でどう言えばいいか詰まってしまう——そんな経験はないでしょうか。ポイントは、日本語だと混ざりがちな「1本の太さ」と「毛の量」を、英語では分けて捉えること。ここを整理するだけで、髪質を正確に伝えられるようになります。

thick と fine、thick と thin の使い分け
まず押さえたいのが、thick の二面性です。1本が太い・硬い髪は thick hair、その反対に細い髪は fine hair。一方で、毛の量が多いことも thick、少ないことは thin で表します。「太いけど量は少ない」なら thick but not a lot、「細くて量も少ない」なら fine and thin。この組み合わせを知っておくと、微妙な髪質も言い分けられます。
※注意:thin hair は使い方に気をつけて
髪質を伝えるとき、ひとつ気をつけたい単語が thin hair です。「量が少ない・薄い」という意味で文法的には正しいのですが、サロンでお客様本人に使うときは注意が必要です。
というのも、thin hair / thinning hair は「毛量が少ない」だけでなく、加齢や抜け毛による「薄毛」「髪が薄くなってきた」という意味でも使われるから。とくに thinning(薄くなってきている)は、コンプレックスに直結しやすい言葉です。お客様に “Your hair is thin.” と言うと、「毛量が少ないですね」のつもりが「薄毛ですね」と受け取られ、傷つけてしまうことがあります。
毛量が少なめ、という事実を伝えたいだけなら、次のように言い換えると安全です。
You have fine hair.
(細い髪ですね)※「太さ」の話にすり替える、いちばん無難な言い方
Your hair isn’t super thick.
(すごく量が多いわけではないですね)※やんわり伝える
You don’t have a ton of hair, but it’s easy to work with.
(量は多くないけど、扱いやすいですよ)※ポジティブな一言とセットに
一方で、同じ thin でも動詞の thin out(すいて量を減らす)は、施術の説明なので問題なく使えます。「I’ll thin it out a bit.(少しすいて軽くしますね)」は、髪質の評価ではなく作業の話なので失礼にはなりません。
覚え方はシンプルです。髪質を伝えるときは fine hair、thin は「すく」動詞(thin out)のときだけ。 これだけで、うっかり失礼になるのを防げます。
髪質が伝わると、提案の説得力が変わる
「あなたの髪はこういう質だから、こうするといい」と根拠を持って提案できると、お客様の信頼はぐっと深まります。逆に、髪質を言葉にできないと、提案がふわっとして伝わりにくくなります。
太さ、量、くせ、状態。次のフレーズで、髪質を伝える言葉をそろえていきましょう。
髪質 英語を伝える、美容室英会話7つのフレーズ集
太さや量の見立てから、くせ、細さ、ダメージ、扱いやすさまで。カウンセリングで髪に触れながら使える順で並べています。
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①髪質、しっかりした硬めですね
You’ve got nice thick hair.
(しっかりした、太めの髪質ですね)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
thick hair = 太い・硬い髪(また、量が多い髪)
You’ve got ~ = 〜な髪質ですね(カジュアルな言い方)
coarse = 硬くてごわつく(応用:やや強い表現)
②毛の量が多めですね
Your hair is pretty thick — lots of it.
(毛の量が多めですね)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
thick = (量が)多い
lots of it = 量がたくさん
thin it out = すいて量を減らす(応用)
③髪は細めで、柔らかい質ですね
Your hair is on the fine side — really soft.
(髪は細めで、やわらかい質ですね)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
fine hair = 細い髪
on the ~ side = 〜寄り、〜め
soft = やわらかい

④細くて量も少なめなので、軽くしすぎないようにしますね
It’s fine and thin, so I won’t take out too much.
(細くて量も少なめなので、すきすぎないようにしますね)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
fine and thin = 細くて量も少ない
take out = (量を)減らす、すく
too much = (〜し)すぎ
⑤少しくせがありますね、その活かし方もありますよ
You’ve got a bit of a wave — we can work with that.
(少しくせ(ウェーブ)がありますね。それを活かすこともできますよ)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
a bit of a wave = 少しのくせ・ウェーブ
curly = くせの強い、カールした(応用)
work with ~ = 〜を活かす、〜を活かして仕上げる
⑥毛先が少し乾燥・ダメージしていますね
The ends are a little dry and damaged.
(毛先が少し乾燥して、傷んでいますね)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
dry = 乾燥した、パサついた
damaged = 傷んだ
the ends = 毛先
⑦扱いやすい、いい髪質ですよ
Your hair’s really easy to work with.
(とても扱いやすい、いい髪質ですよ)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
easy to work with = 扱いやすい、施術しやすい
manageable = まとまりやすい、扱いやすい(応用)
healthy = 健康な(髪)

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髪質を言葉にできると、「わかってくれる人」になる
髪質のフレーズで効くのは、難しい説明ではなく、太さと量を分けて的確に伝えることです。「It’s fine and thin, so I won’t take out too much.」と根拠を添えるだけで、お客様は「ちゃんと見てくれている」と安心します。
そして、髪質を褒めながら伝えられると、それだけで会話があたたかくなります。次に外国人のお客様の髪に触れたら、まずは①の「You’ve got nice thick hair.」から。髪質を英語で言い当てられる美容師は、それだけで頼れる存在になります。
















