
海外のお客様が増えた今、「予約時間を過ぎても来ない」「イメージ共有がうまくいかない」「クレームっぽい空気になった」「英語が出てこなくて焦った」そんな“外国人対応ならでは”の空気感に悩む美容師はかなり増えています。でも実際は、英語力だけが問題ではありません。国によって、
- 時間感覚
- 伝え方
- リアクション
- クレームの文化
- 接客への期待値
がかなり違います。例えばアメリカでは、「気になることはその場でハッキリ言う」が普通。逆に日本人美容師は、“空気を読んで察する接客”が得意です。つまり、ズレが起きるのは自然なこと。そして多くの場合、少しの言い回しと、少しの伝え方を知っているだけで、かなり防げます。この記事では、美容室で実際によく起きる「外国人対応トラブル」と、その時に使えるリアルな英語表現・考え方・対処法をまとめます。“英語が完璧”より、「安心させられる美容師」の方が、海外のお客様には強いです。実際にインバウンド比率が高いサロンほど、“対応力”を重視している。言語の壁だけでなく、外国のお客様というだけで距離を作ってしまうスタッフもいるかと思います。ファーストインプレッションは特に大切で、お客様とスタッフを越えた”人と人の繋がり”を楽しみに、日本の美容室に来店される方は非常に多いです。なので特に外国人対応では、“技術 + コミュニケーション”この2つがセットで評価されます。だからこそ、今回のような“リアルなトラブル対応”を知っておくことは、かなり重要になります。
美容室で実際によくある外国人対応トラブル
① イメージ共有のズレ
日本人同士なら伝わる、「ちょっと軽め」「自然に」「韓国っぽく」「重すぎない感じ」これが外国人のお客様にはかなり曖昧に聞こえることがあります。特に危険なのが、“たぶん伝わってるだろう”で進めることです。
② YESと言ったのに、後で違うと言われる
海外のお客様でも、完全に理解しているとは限りません。特に、“Yes.” “Okay.” “Sounds good.”は、“なんとなく合わせているだけ”の場合もあります。
③ ブリーチ・ダメージ認識の違い
海外では、かなりハイダメージなスタイルも普通です。そのため、「切れる」「ダメージが出る」「1回では難しい」の基準が、日本人とズレるケースがあります。
④ 遅刻・無断キャンセル
日本ほど、時間厳守文化ではない国も多いです。特に旅行中のお客様は、電車、土地勘、時差、観光予定で普通に遅れることがあります。無断キャンセル(ノーショウ) が多いのも現実です。
No-show(ノーショウ)
「予約したのに連絡なしで来ない人」
⑤ クレーム時に強めに言われる
日本人美容師は、強い口調に慣れていない人も多いです。でも海外では、“問題があればハッキリ伝える”のが普通の文化圏もあります。怒っているというより、「改善してほしい」が近い場合も多いです。
美容室で“未然にトラブルを防ぐ”かなり使える魔法の英語フレーズ
If anything comes up, just let me know.
(何かあれば気軽に言ってくださいね。)
anything comes up
=何か起きる/何かあれば
let me know
=教える/知らせる
If you’re not sure, feel free to ask me anytime.
(分からないことがあればいつでも聞いてくださいね。)
concern
=不安・気になること
have concerns
=気になる点がある
美容室でよくある外国人対応トラブル集|英語・予約・カウンセリング・クレーム対応の解決方法
① 大丈夫ですよ。気をつけて来て下さい。
No worries. Please drive safe!
(大丈夫ですよ。気をつけて来て下さい!)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
no worries
=大丈夫ですよ/問題ないですよ
drive safe
=気をつけて来てね
② 今混み合ってるので少しお待たせします。
We’re a little busy right now, so there might be a short wait.
(今少し混み合っているので、お待たせするかもしれません。)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
busy
=混んでいる/忙しい
short wait
=少し待つこと
right now
=今
③ それでも大丈夫ですか?
Is that okay?
(それでも大丈夫ですか?)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
okay
=大丈夫
Is that okay?
=それでも大丈夫ですか?
④ もう少しゆっくり話してもらえますか?
Could you speak a little slower?
(もう少しゆっくり話してもらえますか?)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
speak slower
=ゆっくり話す
a little
=少し
could you
=〜してもらえますか?
⑤ もう一度言って頂けますか?
Could you say that again?
(もう一度言って頂けますか?)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
say that again
=もう一度言う
could you
=〜してもらえますか?
⑥ 写真をもう一度見せてもらえますか?
Could you show me the photo again?
(写真をもう一度見せてもらえますか?)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
show me
=見せる
photo
=写真
again
=もう一度
⑦ カラーをすると少し暗くなります。
The color will make your hair a little darker.
(カラーすると少し暗くなります。)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
make your hair darker
=髪を暗くする
a little
=少し
color
=ヘアカラー
⑧ ストレートパーマした事はありますか?
Have you ever had a straight perm?
(ストレートパーマした事はありますか?)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
have you ever
=今までしたことありますか?
straight perm
=ストレートパーマ
⑨ ブリーチするとダメージが出ます。
Bleach can damage your hair.
(ブリーチするとダメージが出ます。)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
bleach
=ブリーチ
damage
=ダメージを与える
your hair
=髪
⑩ 1回では難しいかもしれません。
It might be difficult in one session.
(1回では難しいかもしれません。)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
might be difficult
=難しいかもしれない
one session
=1回の施術
⑪ ベストを尽くしますね!
I’ll do my best!
(ベストを尽くしますね!)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
do my best
=ベストを尽くす
I’ll
=〜しますね
⑫ 教えてくれてありがとうございます。
Thank you for letting me know.
(教えてくれてありがとうございます。)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
let me know
=教える/知らせる
thank you for
=〜してくれてありがとう
⑬ 申し訳ありません。
I’m so sorry.
(申し訳ありません。)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
sorry
=ごめんなさい/申し訳ありません
so
=とても
⑭ お支払いは大丈夫です。私のミスです。
No worries about the payment. That was my mistake.
(お支払いは大丈夫です。私のミスです。)
【覚えておきたい単語・フレーズ】
payment
=支払い
my mistake
=私のミス
no worries
=大丈夫ですよ
外国人対応で一番大事なのは、実は発音でも文法でもありません。海外のお客様が本当に見ているのは、この人、ちゃんと向き合ってくれてるか」です。だから、英語が完璧じゃなくても、
- 写真を使う
- 確認する
- 笑顔でリアクションする
- 分からなければ聞き返す
- 曖昧に進めない
これだけで、かなりトラブルは減ります。そして逆に、日本人美容師特有の、丁寧さ/気遣い繊細な技術/空気感づくりは、海外ではかなり強みになります。今後、インバウンドはさらに増えていきます。その中で、“英語ができる美容師”より、外国人のお客様でも安心できる美容師」の価値は、もっと高くなっていくはずです。

